2.1 AIはコンテキストの中で動く

私「目的、対象、操作、成果物の情報がほしいことはわかった。これだけ書けば、指示としては十分だよね」

AI「今回の仕事だけを考えるなら、かなりよいところまで来ています。ですが、研究でAIを繰り返し使うのであれば、もう一つ知っておくべきことがあります」

私「何?」

AI「すべての情報を、毎回のプロンプトへ詰め込む必要はない、ということです」

私「でも、AIに必要なことは、全部書いた方が安全では?」

AI「ほう……。何でも一つの箱へ押し込めば整理できるとお考えですか。それでは長くなり、重複し、更新もしにくくなります」

私「いらってくるなあ」

AI「AIが今回の仕事で参照できる情報全体を、コンテキストと呼びます。ここでは、コンテキストを四つに分けて考えましょう」

  1. プロンプト
  2. スキル
  3. 入力資料
  4. 実行環境

2.2 プロンプト

AI「プロンプトは、今回の依頼です。たとえば、」

Study-01.pdfTable 2を原資料に忠実に復元し、Excelにしてください。

AI「という文章ですね」

私「つまり、今回だけの目的や対象を書く場所?」

AI「今回どの表を扱うのか。何のために処理するのか。何を返してほしいのか。そうした、その都度変わる情報を置きます」

2.3 スキル