<aside> <img src="/icons/playback-play-button_blue.svg" alt="/icons/playback-play-button_blue.svg" width="40px" /> 講義を観よう

<aside> <img src="/icons/alert_blue.svg" alt="/icons/alert_blue.svg" width="40px" /> ポイント

データは、その型に応じて主に連続データ、2値データ、計数データ、生存時間データに分類されます

同じように割合として計算した値でも、有病割合とリスク(疾患発生割合)では疫学的な解釈が異なります

疾患発生頻度を表す値のなかでも、リスクと発生率は別の指標であり、それぞれ2値データと計数データに対応しています

【メモ】発生率が時間を通じて一定でないときはどうする?

そのようなときには発生率が時間の関数になるので、発生率を一つの数値に要約することが難しくなります。そこで、用いられるのが、次回解説するKaplan-Meier法やハザードという概念です。

</aside>

<aside> <img src="/icons/help-alternate_blue.svg" alt="/icons/help-alternate_blue.svg" width="40px" /> 理解を確認するためのクイズ1

率(rate)とは、一定時間にイベントが発生するスピードを意味しており、単位は「1/時間」でした。次のうち、率に該当するのはどれでしょうか

  1. 打率
  2. 男女比率
  3. 有病率
  4. 死亡率

<aside> <img src="/icons/help-alternate_blue.svg" alt="/icons/help-alternate_blue.svg" width="40px" /> 理解を確認するためのクイズ2

疫学では、リスク(risk)とは疾患が発生する確率を意味します。2つの集団間で、リスク比とその95%信頼区間を計算したとします。95%信頼区間が1を含むとき、その意味として正しいのはどれでしょうか

  1. リスクの推定精度が低い
  2. 疾患発生確率は0に近い
  3. 2つの集団間で、疾患発生確率に統計学的に有意な差がある
  4. 2つの集団間で、疾患発生確率に統計学的に有意な差はない