<aside> <img src="/icons/playback-play-button_blue.svg" alt="/icons/playback-play-button_blue.svg" width="40px" /> 講義を観よう

<aside> <img src="/icons/alert_blue.svg" alt="/icons/alert_blue.svg" width="40px" /> ポイント

ランダム化後に生じた計画からの逸脱は、群間で偏っている可能性があります

せっかくランダムに治療を割付けたのだから、両群で実験条件が揃うように、「ランダム化された全患者を、割付けの結果通りに解析する」というのがITTの原則です

【メモ】プロトコール逸脱

プロトコール逸脱の定義は研究主体や臨床試験によって異なりますが、一例として日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)が用いている分類を紹介しましょう。このグループでは、プロトコール違反、プロトコール逸脱、許容範囲の逸脱の3カテゴリーを用いています。プロトコール違反とは、試験実施計画書(プロトコール)に従って試験を実施しなかったケースのうち、臨床的に不適切で、逸脱の程度が大きいもの(エンドポイントの評価へ影響するものや系統的なものなど複数の基準に該当)です。プロトコール違反は、論文公表する際に原則として個々の違反の内容を記載することになっています。一方で、逸脱の程度が小さいものについては、試験毎にプロトコール逸脱の許容範囲が設けられており、それについてはモニタリングレポートや論文などに示されません。プロトコール逸脱とは、プロトコール違反にも、許容範囲からの逸脱にも該当しないものです。

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<aside> <img src="/icons/help-alternate_blue.svg" alt="/icons/help-alternate_blue.svg" width="40px" /> 理解を確認するためのクイズ1

ITTの原則に近い解析対象集団は次のうちどちらでしょうか

  1. 最大の解析対象集団(full analysis set)
  2. プロトコール遵守集団(per-protocol set)

<aside> <img src="/icons/help-alternate_blue.svg" alt="/icons/help-alternate_blue.svg" width="40px" /> 理解を確認するためのクイズ2

そういえばITT解析とは、何の略でしょうか。次から選びましょう

  1. In The Trial解析
  2. Inference of True Treatment解析
  3. Intention To Treat解析
  4. Italy Turkey Thailand解析